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昨年の4月より青森にて新規就農に挑戦中です。
男性。40代後半。
娘1人。妻1人(2人いたら問題です)。
春から秋まではリンゴ園。秋からは米農家で精米等を経験しました。
前職は学習塾経営。父の始めた塾を継ぎ創立42年で自主的廃業しました。
少子高齢化はもちろん、過疎化の進行は事業意欲を無くしました。
昭和から平成初期は正直儲かりました。私たち兄弟も育ててもらいました。
私が継いだ平成14年以降は、借金を返し、税金を払い、給料を払い、取引先に払い、自分の手元にはお金はあまり来ませんでしたね。
田舎は、高校卒業時で同級生が激減します。都会へ進学か就職。そんな地域は人口が減るに決まってます。ババを引きました。
だから都会でサラリーマンしてたらよかっただろう!と突っ込みが入りそうです。
では、これからどうやって生活していこうか?
御先祖様は農家。私が生まれた昭和47年までは地域で最初のスイカ農家だったと聞いて育ちました。
青森県つがる市の屏風山スイカ、メロンは一定の評価をいただくようになりました。
もっとも私は五所川原市の商店街で両親が喫茶店経営を始めた頃に生まれ育ちました。
学生時代に都会に進学しても、社会人となってからも農業は常に心のどこかにありました。
祖父母、両親は農業経験がありますが、私は全く経験がありません。
農家に戻るのではなく、農業に戻る感覚です。
例えば、最近は呉服屋さんのことを商家とは言いません。
なのに、なぜ、農業だけは農家なのだろう?
我が家が地域で最初のスイカ農家だったように、これからの時代を先取りする新しい農業に取り組んでいきたい風に考えています。
ほぼ半世紀ぶりの農業復帰を目指しアルバイトしながら見習い中の記事にお付き合いください。